第10回 「国立能楽堂で      能を鑑賞する会」を開催  
平成23年2月12日  
 東京支部謡曲同好会
 
 千駄ヶ谷の国立能楽堂で2002年に「能を鑑賞する会」を始めて今年で丁度10年目になります。その記念の第10回能鑑賞会を2月12日午後1時から国立能楽堂で開催いたしました。
 当日は風邪のため欠席された新井さんを除き16名の参加者を得て下記普及公演を全員熱心に鑑賞いたしました。
なお当日参加された水沢さんより下記の感想文を寄せていただきました。
当日の普及公演の番組及び出演者は次の通りでした。 
   解説・能楽案内  村瀬 和子(詩人
 狂言 釣針   野村 祐丞(和泉流)
身の主人とその家来は、西宮の夷様から、女性を釣り上げるというありがたい釣り針授かります。
 能  田村   上野 朝義(観世流)
政夷大将軍・坂上田村麿の武勇譚。前半は田村麿に縁ある清水寺の故事来歴を桜の美しさとともに語り、後半では観音の霊験を説き、戦いのさまを再現します
参加者全員記念写真 
後列 井村収一朗・水沢義雄・池田恒甫・塩浜夫人・池田夫人・中村征子・
   布施木新
・水沢夫人・池田友人
前列 三木武雄・後藤武・伊藤卓爾・沖賢弥・森泰子・池田友人 の皆さん
なお、金秋蔦雄さんは鑑賞後、所用が有り退席されました。
 
能を鑑賞する会に参加して・・・・    水沢義雄記
 前日より心配された大雪も当日は大した事もなく久しぶりに同好会のメンバーが一堂に会し日本が世界に誇る伝統芸能の醍醐味を堪能いたしました。
今回の演目は西宮の夷様から授かった釣針で女性を釣り上げるというコミカルな和泉流狂言「釣針」と観世流の能「田村」でした。東国平定で有名な征夷大将軍・坂上田村麿と縁ある京都・清水寺を舞台とする世阿彌の修羅物、二場で幽玄の世界にしばし時の経つのも忘れて鑑賞いたしました。終演後は希望者で近くのレストランでの反省会となり、飲むほどに盛り上がりよもやま話に花が咲いたのち又の再会を約して新雪残る家路へと急ぎました。
 最後までご覧いただき有難うございました。
 写真の提供は三木さんでした。
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